2010年 03月 03日
“WIESEL” |
“WIESEL”はドイツ語で“イタチ”という意味だそうです。
1999年、今からもう10年以上の話になりますが、初めての海外旅行でオーストリー・ウィーンに行きました。その時に乗ったのが “WIESEL”でした。
“WIESEL”はÖBB・オーストリー連邦鉄道の二階建て普通客車。日本で言うところの近郊型で、郊外とウィーンを結ぶ路線に充当されていました。この車両には衝撃を受けました。
日本では普通客車列車が全廃となり、電車一色に染まってしまった時期。客車好きだった私も目的を失い、徐々に鉄道から目が離れていく、そんな時でもありました。しかしオーストリー、というかヨーロッパでは客車列車がメインで、電車の方が少数派。まずこれが驚き。そして初めて乗る海外の鉄道、やってきた普通列車も客車列車、しかもオール二階建ての“WIESEL”。日本の二階建て車両とは違い、車内は広々、狭さは感じられません。建築限界の関係と、ホームという概念が無いため車両の低床化が進んでいるからでしょうが、またしても驚き。何よりも驚いたのは、この客車列車が推進運転だった、という事。日本の客車列車がなくなってしまった理由に、終点での機関車付替え作業に手間隙がかかるというのも要因のひとつでした。ところが“WIESEL”には運転台が付いており、終点で機関車を付け替えなくても遠隔操作が出来るようになっていたのです。これは“WIESEL”に限らず、ヨーロッパの普通列車ではごく当たり前の光景でした。驚きながら乗車した“WIESEL”、速い速い! 100キロ以上は軽く出てました。高速道路の車よりも速かったので、130キロ以上出てたのかもしれません。日本じゃありえない!
あれから衝撃の客車“WIESEL”の模型を探し続けています。HOスケールでは出ているようですが、我が家の標準はNスケール。日本で欧州型のNスケールを買うという事は、外車を買うよりも難しいです。欧州ではHOスケールが標準なうえ、何がどのメーカーから出ているのか、あまりにも情報が少なすぎるのですから。それでも私は気長に待ちます。だって、もう10年も待っているんですもの…
↑8033 CityShuttle "WIESEL" 。側面にイタチの絵がかかれています。99年3月撮影
↑推進していた機関車1142型。正面のマークはÖBBの社章。
あ、この事が影響してKTMに乗っているわけではないですよ~ 念のため。
1999年、今からもう10年以上の話になりますが、初めての海外旅行でオーストリー・ウィーンに行きました。その時に乗ったのが “WIESEL”でした。
“WIESEL”はÖBB・オーストリー連邦鉄道の二階建て普通客車。日本で言うところの近郊型で、郊外とウィーンを結ぶ路線に充当されていました。この車両には衝撃を受けました。
日本では普通客車列車が全廃となり、電車一色に染まってしまった時期。客車好きだった私も目的を失い、徐々に鉄道から目が離れていく、そんな時でもありました。しかしオーストリー、というかヨーロッパでは客車列車がメインで、電車の方が少数派。まずこれが驚き。そして初めて乗る海外の鉄道、やってきた普通列車も客車列車、しかもオール二階建ての“WIESEL”。日本の二階建て車両とは違い、車内は広々、狭さは感じられません。建築限界の関係と、ホームという概念が無いため車両の低床化が進んでいるからでしょうが、またしても驚き。何よりも驚いたのは、この客車列車が推進運転だった、という事。日本の客車列車がなくなってしまった理由に、終点での機関車付替え作業に手間隙がかかるというのも要因のひとつでした。ところが“WIESEL”には運転台が付いており、終点で機関車を付け替えなくても遠隔操作が出来るようになっていたのです。これは“WIESEL”に限らず、ヨーロッパの普通列車ではごく当たり前の光景でした。驚きながら乗車した“WIESEL”、速い速い! 100キロ以上は軽く出てました。高速道路の車よりも速かったので、130キロ以上出てたのかもしれません。日本じゃありえない!
あれから衝撃の客車“WIESEL”の模型を探し続けています。HOスケールでは出ているようですが、我が家の標準はNスケール。日本で欧州型のNスケールを買うという事は、外車を買うよりも難しいです。欧州ではHOスケールが標準なうえ、何がどのメーカーから出ているのか、あまりにも情報が少なすぎるのですから。それでも私は気長に待ちます。だって、もう10年も待っているんですもの…
↑8033 CityShuttle "WIESEL" 。側面にイタチの絵がかかれています。99年3月撮影
↑推進していた機関車1142型。正面のマークはÖBBの社章。
あ、この事が影響してKTMに乗っているわけではないですよ~ 念のため。
by adv-kou
| 2010-03-03 22:59
| 鉄道
|
Comments(10)
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ぎすこ
at 2010-03-04 00:06
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食いついてみました(^^;
今年は欧州方面への旅行を検討しておりますので、WIESELに乗れるかどうかはわかりませんが、せめてどこかでTGVに乗れたら、と淡い希望を持っています。
TGVも牽引タイプでしたよね、確か。 いやーますますお会いするのが楽しみになってきました!
今年は欧州方面への旅行を検討しておりますので、WIESELに乗れるかどうかはわかりませんが、せめてどこかでTGVに乗れたら、と淡い希望を持っています。
TGVも牽引タイプでしたよね、確か。 いやーますますお会いするのが楽しみになってきました!
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okita
at 2010-03-04 00:09
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航
at 2010-03-04 18:31
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>ぎすこさん
ヨーロッパ鉄道の旅、良いですね~!
TGVは乗った事は無いのですが、Eurostarなら乗りました。
当時、イギリス国内はまだ第三軌条でしたよ~
ヨーロッパの新幹線は機関車のプッシュプルですので、静かです。
ヨーロッパ鉄道の旅、良いですね~!
TGVは乗った事は無いのですが、Eurostarなら乗りました。
当時、イギリス国内はまだ第三軌条でしたよ~
ヨーロッパの新幹線は機関車のプッシュプルですので、静かです。
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航
at 2010-03-04 18:33
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ヘタレDakar
at 2010-03-05 22:17
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航
at 2010-03-05 22:27
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saw
at 2010-03-05 23:22
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確かに、あちらの電車はホームが無いのが多いですよね!体も大きい人多いから、車輌もビッグなんですよね。なんだか、うらやましい!
そういえば、小学校の時ドイツから来たハーフの男の子、HOスケールの持っててビックリしたなあ。
そういえば、小学校の時ドイツから来たハーフの男の子、HOスケールの持っててビックリしたなあ。
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航
at 2010-03-05 23:45
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>sawさん
ホームが線路と同じ高さですから、低床化=バリアフリーが進むわけですね。
でもイギリスは日本と同じようにホームがありますので、
Eurostarには可動式ステップが付いていました。
文化の違いって些細なことでも厄介な物ですね~
海外はHOが主流だそうで、Nをやる人口が少なく値段も高いです。
ホームが線路と同じ高さですから、低床化=バリアフリーが進むわけですね。
でもイギリスは日本と同じようにホームがありますので、
Eurostarには可動式ステップが付いていました。
文化の違いって些細なことでも厄介な物ですね~
海外はHOが主流だそうで、Nをやる人口が少なく値段も高いです。
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hassie
at 2010-03-06 00:03
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日本では見慣れないデザインの列車ですね~(・∀・;)
二階建て車両はJRのグリーン車や通勤ライナー、サンライズ瀬戸程度しか
知りませんが、この車両は随分と背が高そうに見えますね。
南ドイツ~オーストリアツーリングが実現した暁には、鉄道見えたら
チェックしてみますね~(^-^)
二階建て車両はJRのグリーン車や通勤ライナー、サンライズ瀬戸程度しか
知りませんが、この車両は随分と背が高そうに見えますね。
南ドイツ~オーストリアツーリングが実現した暁には、鉄道見えたら
チェックしてみますね~(^-^)
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航
at 2010-03-06 01:13
x
>hassieさん
幅はそんなに変わらないのですが、車両の長さと高さは日本の物よりもありましたね~
ヨーロッパの車両はデザインが凝ってますし、カラフルで見てて飽きません。
ヨーロッパツー、ぜひとも実現させてくださいね!
ゴールはマッティングホーエン!?
幅はそんなに変わらないのですが、車両の長さと高さは日本の物よりもありましたね~
ヨーロッパの車両はデザインが凝ってますし、カラフルで見てて飽きません。
ヨーロッパツー、ぜひとも実現させてくださいね!
ゴールはマッティングホーエン!?