思い立って息子と二人で京都鉄道博物館に行ってきました。
前回行ったのは開館して間もない16年6月。今回はまたC62をじっくり見たいと思っていたので少し遅めの10時過ぎに生駒を出発、西大寺で特急に乗り継ぎ京都に着いたのは11時過ぎでした。京都駅界隈で買い物をしたり食事をしたりして鉄道博物館に入ったのは13時過ぎ。前回のような熱狂的な混雑は無く、すんなり入館する事ができました。
館内を一通り見て回った後、旧・梅小路蒸気機関車館ゾーンへ。いました、C62! 以前はスチーム号を担当する機関車をホームページで公開していましたが、リニューアルしてからは「来てのお楽しみ」になってしまいました。直近の話でC62と聞いていたので訪問しまいたが、予想通りスチーム号のお勤めに入っていました。C62は国鉄最大最強の蒸気機関車。現役時代の活躍をこの目で見たわけではありませんが、
以前北海道で見た3号機の走りは一瞬でしたが脳裏に焼き付いています。 2号機はデフレクターにつばめのエンブレムを付けた機体。電化の波に押されて本州を追われた後、3号機と共に北海道に渡り重連で活躍しました。図太いボイラー、大きい動輪、そして限界まで長い車長。まさに最大最強。スチーム号の客車も以前のサーカス小屋のようなものから落ち着いたものに変わり好感が持てます。
館のリニューアル後は上から眺めることもできるようになりました。休憩室として余生を送る思い出の客車・50系もきれいに修繕されました。
私達は最終16時の乗車券を購入。1日最後のスチーム号が終わると機関車は切り離され、整備・補給を受けます。せっかく京都まで来て鉄道博物館に行くのなら、機関車が転車台で回転する姿を見なくては。16時15分頃、C62が蒸気を上げて転車台へと侵入します。
火室の燃えカスを捨て、石炭と水の補給を受けます。ナンバープレートが夕日に照らされギラリと光ります。
そして再び転車台へ。大きい車体が転車台いっぱいに乗って回転する様は迫力満点。建築限界の関係で斜めに取り付けられた汽笛から蒸気が噴き出し響き渡ります。
スチーム号の機関車が留置線に入る頃には館内はガラガラ。雑誌の写真に息子をはめ込んだように人が写っていません。閉館は17時半。それまでじっくりのんびり館内を見て回る事ができました。
退館前、C62に別れを告げます。辺りはもう暗いですが、明日の始業に備えて火は入れられたままなので、煙突からかすかな煙が上がります。やはり蒸気機関車は良い! 見ていると元気が出ます。
690の回送が2月初旬となりました。今年は乗りますよ!