690、仮納車 |
装着したオプションはラリーステップやパニアステー等、外装変更時に差し障りの無い最低限の物だけ。ETCやウィンカーすら仮付けで、アクラボビッチサイレンサーや外部電源も装着していない為、ほぼノーマルと言っても過言は無いでしょう。納車でいきなりフルパニアもどうかと思いましたが、仕事道具が入っている為仕方ありません。なおこのパニアはなおきさんのご厚意によりプラパニアと交換しました。ハンドルガードとリアバックは24Gさんからの頂き物。そしてナンバーは「奈良」!
お店の前で記念撮影。埼玉から本拠地・奈良へ慣らしも兼ねて回送の旅が始まります。本当はここのところ忙しくて気分も乗らず、納車を先送りにしようかと思いましたが、いろいろと好条件が重なった上に、前日元気を貰ったので急遽決断しました。ただし日曜日は雨の予報なので、一気に走り切ってしまいます。690、GO!!
KTM埼玉さんを11時に出発し、ウラトコで関越へ。しかしウラトコへ出る前に渋滞にはまります。クラッチの当たりを探るには好都合。しばし渋滞の中で車体と会話します。クラッチが軽い! 水温計は比較的高めですがファンがすぐに回ります。640は地獄でしたね~ 足付きは新車と言う事もあり最悪。片足のつま先しか付きません。所沢から関越道に乗り圏央道を通って中央道へ。スロットルの反応は良く、むしろ敏感すぎるぐらい。どこからでも加速しまったくムラがありません。これがインジェクションの力か。6速はあまり恩恵ありませんね~ 結構スピード出てるかな~と思いきや100キロ程度。カウルが無いので風あたり強い。ABSはキャンセルしてますが、定期的に点滅しており目障り。
笹子トンネル内で給油ランプが点灯しました。釈迦堂で休憩し昼食を取りながら検索。双葉まで、とも思いましたが持ちそうもありません。一宮御坂で高速を降りスタンドへ直行します。10Lきっちり入りましたので危なかったですね~ 再び高速に乗って走りますが、風が強く消耗が激しくなってきます。フラつく事はありませんがひたすら耐えるしかありません。噂通りお尻もだんだん痛くなり、このバイクを選んだのは本当に正しかったのか!?と走りながら自問自答しつつ、駒ケ岳へ滑り込みます。
すっかり消耗し、おやつを食べた後しばし昼寝。ここが疲れのピークでした。念の為給油したところ7L入りました。燃費は20~25キロくらいですが、タンクが小さいので給油の回数が増えるばかりです。伊那路は桜が満開。690は桜吹雪を切り裂き淡々と走ります。納車直後はカチコチに硬かったのですが、徐々にほぐれてきました。
恵那山を越えて屏風山で再び休憩。風が強いと右手に負担が掛り、スロットルを握る手が痛くなります。小牧で中央道から名神に入り、養老で最後の給油。
養老には警視庁のバスが何十台も並んでいました。熊本地震の災害復興でしょうか。連なって出発していきました。
そして20時、無事に奈良到着。走行距離は577キロでした。これで東京に持って帰れば慣らしは終了。それにしてもこのバイクはノーマルだとロングツーリングには全く向いていません。航続距離は短いし、座り心地は最悪、そして風当たりも強い。オフロードを積極的に走らないのであればまずお勧めできないでしょう。ただ先代LC4の特徴はしっかりと受け継いでおり全く違和感がありません。先代の弱点であった振動もほとんど無く、690は正当進化系である事は間違いありません。さて、このじゃじゃ馬をどう乗りこなしましょうか?
翌日、640より引き継いだサイドスタンドエクステンション、ラリーホーン、野口シート、そして栄光のADVM-1ナンバーブラケットを装着。本納車の時、いよいよ690アドベンチャーが誕生します。
ノーマル690はガソリンスタンド探しとの闘いですw
長距離も暫くすると慣れてくると思います
ギリシャ人さぼってるんじゃないのか、と問いつめたくなります。