2010年 01月 18日
寝台特急で行く真冬の北海道! |
●出発の時
1月15日、金曜日。この日を待ち望んでいたのはもう言うまでもありません。待ちに待った寝台特急カシオペアの出発日です。構想だけなら丸2年、しかも昨年はようやく取れた列車が天候不良で無情にも運休に… この日は朝から運航状況をネットでずっとチェックしてましたが、大丈夫な様子。15時前に家を出てマックで昼ごはんのテキサスバーガーを買った後、山手線で鶯谷へ向かいます。上野の一つ手前の鶯谷で降りたのは、車庫から上野駅にやってくるカシオペアの推進回送を見るため! ホームでハンバーガーを食べながら今か今かと待ちます。しかし定刻の15時35分ごろになっても列車は現れない… 携帯で再度運行情報を確認してみると、なんと車両トラブルの為、出発が遅れるだって!? 山手線に飛び乗り、出発ホームである上野駅13番線に行くと、また駅員さんたちがたくさんいます。昨年見た悪夢の続きかな…?
●時刻表に無い寝台列車“カシオペア”
事情を聞くと、車輪に不具合が見つかり修理中との事。運休って事は無いですよね?と尋ねると、「それは絶対にさせません」という力強いお言葉! 17時45分に最新情報がわかるので、その頃にまた来てほしいと言われます。することも無いので改札を出て本屋に行ったりしますが、時間を持て余し気味。もう一度ホームに戻ってベンチにでも座ろうかと思ったら、「カシオペアにご乗車ですか?」と、駅員さんに声を掛けられました。そうです、と答えると、「待合室をご用意しておりますので、ご案内致します。」と、新幹線改札を下ったエスカレーター脇の会議室のようなところへ案内されました。移動中、駅員さんとあれやこれや話しましたが、何かの拍子に、昨年は運休だったということを話すと、赤い飾り帯の入った帽子の駅員さんは「それは申し訳ございませんでした。」と頭を下げるではありませんか。昨年のそっけない対応とあまりにも違うのでびっくり!
↑カシオペアの乗客が集められた部屋。決して反省会ではありません。
とりあえず座って時間が経つのを待ちます。駅員さんが飲み物や読み物を配ってくれるのがありがたい。そして17時45分、1回目の説明が始まりました。作業は順調に進んでおり、同時にスジ(列車のダイヤ)を調整しているので19時25分頃には出発できますとの事。乗客からは少しため息も漏れましたが、異論反論詰寄り等は一切ありません。カシオペアは先を急ぐ列車ではなく、その空間を楽しむものだと、誰しもが理解していたからでしょう。2回目の説明会は19時より行うとのことなので、またしばらく待ちます。
そして19時。予定通り作業が終了したので、ホームへご案内しますと言われ、荷物を持って地上ホームへ。通常なら13番線が発着ホームですが14番線に変更、そして列車番号も8009レから8059レへ変更されてました。しばらくすると、カシオペアが推進回送で入線! この銀色の車体に乗り込む瞬間をどんなに待ち望んだことか!
↑CASSIOPEIAの文字が誇らしい!
出発時刻は19時20分。3時間の遅れで上野を出発することになります。ところで、JRの規定で2時間以上の遅延が発生した場合は特急料金の払い戻しするという項目があります。これについても駅員さんから説明があり、今回はこの項目に沿って到着駅にて払い戻しを行いますとの事。料金上は「特急」ではなくなるわけですね~
↑出発を待つカシオペア。電光掲示板の出発時刻と時計の時刻が合ってません~
19時20分、大勢のレールファンに見送られながら上野駅を静かに出発。客車特有の機関車にグイグイ引っ張られる感じがたまりませんねぇ~ 私達の部屋は11号車24番と前から2両目の車両。一番前の12号車はロビーカーなので、荷物を置いたらすぐにロビーカーに行ってみました。やった~、一番乗り!
↑機関車の次位なので、ロビーカーからは牽引機・EF81 99の顔が見えます。
カシオペアは帰宅ラッシュで混みあう東北線を掻き分けどんどん北上して行きます。大宮を過ぎると明かりもまばらになり、闇の中をひたすら突き進みます。今回私たちが取った部屋は、カシオペアツイン(居間兼寝室タイプ)の上段。車両は2階建てなので、立ち上がっても頭が天井にぶつかりません。部屋にはベッドが2つと、トイレと洗面所が付いています。今までいくつも寝台特急に乗りましたが、こんなに広い部屋は初めて。窓が大きいので閉塞感が無い。そして静かで揺れが少ない。さすがカシオペア。(車両の設備等についてはこちらを参照ください)
慌しく出発しましたが、車内はもう少し慌しいまま。まず到着時刻がわかりません。翌日12時頃札幌着ということですが、雪の影響でもう少し遅れる見込みとの事。また、本来なら17時15分より始まるダイニングカー(食堂車)の営業が押してしまっております。私たちは3回目(20:10~)を予約していたのですが、21時半頃からとのアナウンス。しばらくは車窓を眺めていることとしましょう。
21時半頃車内アナウンスがあったので、いそいそとダイニングカーへ向かいます。ダイニングカー、シンプルな作りが好感を持てます。こちらも2階部にあるので眺めがいいですし、何よりも人が通らないのが良い。フランス料理のコースにスパークリング、生ビールを付けてすっかりご機嫌です。あれだけ待ったのに、他の乗客も上機嫌。こんな列車ほかには無いな~
↑流れる車窓を見ながら、メインディッシュを…
お腹もいっぱいになり、部屋に戻っておやすみなさい☆ カシオペアは北海道を目指し北上します。
●大雪の中を…
夜、目が覚めると窓の外は雪景色。といってもまだ北海道には渡っている時刻ではありません。カメラを持ってラウンジカーへ行くと、誰もおりません。カシオペアは個室の設備が充実しているので、ラウンジカーを利用する人は多くないようです。しばらく誰もいないラウンジカーで車窓を楽しみます。前面の大きなガラスは冷気が入ってくるので、意外と寒い。展望室のスイートも寒いのかな? また、ラウンジカーは電源車も兼ねているので、発電エンジンの音がちょっと気になりますね。しばらくすると見慣れた駅を通過し、大きな駅に到着。あ、盛岡だ!
↑2時、深夜の盛岡駅。定刻なら23時14分着。
再び部屋に帰って眠りにつきます。次に目が覚めたのはゴツン、ゴツンという衝撃とゴオオオォォォ~という音。進行方向も変わっており、恐らく青函トンネルに入ったのでしょう。11号車は今度は後ろになりますので、12‰の連続勾配坂では多少衝撃がくるようです。
今度目が覚めたのは7時前。空も明るくなってきてますが、外は大雪。カシオペアもノロノロと走っています。ラウンジカーへ行ってみると、まだ最後尾のままです。どうやら雪の影響で遅れているよう。止まったり動いたりを繰り返しながら走ります。
↑ラウンジカーから、交換したED79重連貨物を。
そうこうしていると、ようやく函館駅に到着。本来なら5時1分着ですが、着時間は8時45分頃。3時間40分の遅れです。豪快に遅れてるなあ~ 函館ではお弁当が積み込まれ、お茶と共に乗客全員に配られました。ダイニングカーも営業時間を延長するそうです。札幌まではまだ4時間以上かかりますので、お腹は空いてしまいますよね。乗客の中にはツアー客もいらっしゃいましたが、予定があるのでしょうか、函館で先行するスーパー北斗に乗り換えたようです。私たちはダイニングカーでゆっくりモーニング。
↑カシオペアの朝食。外は猛吹雪。
お腹いっぱいになった後は、一休みしたりラウンジカーへ行ってみたり。フェリーもそうですが、この何もしない時間がとても贅沢に思えて好きです。
進行方向は函館からまた変わって12号車が先頭になります。ラウンジカーの前にはディーゼル機関車・DD51重連が唸りを上げています。
苫小牧を過ぎ、南千歳に止まると、いよいよ終点札幌が目の前。天気も札幌に近付くにつれて良くなっていきます。そして13時10分、定刻より3時間40分遅れて寝台特急カシオペア号は札幌駅に到着しました! 色々あったけどすばらしい列車だった! ありがとうカシオペア!
●札幌市街を歩く
特急料金の払い戻しをした後札幌駅を出て、真っ白な街を大通方面へ歩きます。本来なら札幌に着いたらそのまま旭川に行って旭山動物園の予定でしたが、もう間に合いません。日程を逆にすることにし、のんびり観光です。観光といっても、札幌の観光地は大抵見てしまっているので、まだ見たことのないテレビ塔へ行きます。
↑こじんまりしてます。ゆるキャラのテレビ父さんがウケました(笑)
↑雪祭りの準備が進む大通り公園を見ます。
札幌はとりあえず良しとし、続いて小樽へと向かいます。
●坂とロマンの街・小樽にて
小樽は何回か来たことがありますが、ゆっくり街を見たことはありません。最近では04年に来ましたが、台風が接近しており、大雨の中を札幌から新日本海フェリーに乗るべくADVで必死に走りました~ 小樽観光は2日目の予定だった為、何も予習していませんでした。とりあえず荷物を預けた後、駅を出て運河の方へ坂を下り、旧手宮線跡地で写真を撮っていると、観光タクシーの運転手さんに捕まります。2時間で小樽中を案内してくれるというので、お願いすることに。
↑旧手宮線跡。現在は整備され遊歩道になっているそうですが、すべて雪の中。昔、C62 3もここを走って復活の道を歩みました。
マニュアルFRのタクシーがドリフトしつつ向かったのは高島岬。走っている途中も、あの建物は明治、とか、大正、とか説明してくれます。小樽は古い建物が多いですね。高島岬はちょうど日が暮れる時間で、寒かったですがとても綺麗でした。
↑高島岬の奇岩
↑晴れている方に札幌のビル郡が見えます。手前の観覧車はおたる水族館。
↑高島岬の灯台
午前中は雪で滑って登れなかったという坂を下り、海産物屋さんを経由し、日本銀行旧小樽支店の金融資料館へ。ここでは1億円と同等の重さを体感することができます。こちらを出ると完全に暗くなり、雪も舞ってきました。続いて、カトリック高岡教会へ行き、一つだけ願いがかなうというマリア様にお祈り後、ジェットコースター坂を通り、小樽運河へ。
↑幻想的なカトリック高岡教会。
↑運河は観光運河と実用運河があるそうです。こちらはおなじみの観光運河。
運転手さんは、場所場所で記念撮影をしてくれます。至れり尽くせりだなあ(笑) 続いて運転手さん一押しのガラスのお店「ジョワ・ジョワ・グラスコレクション」へ。小樽に数あるガラス店の中でここが一番良いとか。確かに店内のガラスはすばらしいし、何よりも安い。ここでグラスを一個購入。
↑ジョワ・ジョワ・グラスコレクションさん。閉店間際でしたが、運転手さんが連絡して開けてくれていたようです。
最後にルタオに寄って買い物をしたあと、おやま田というお寿司屋さんの前で運転手さんに「幸せになれよ!」言われ、握手してお別れ(笑) 運転手さん曰く、ここが小樽で最もおいしいお寿司&お酒だとか。お店に入って、お任せ握りと地酒おやま田で一杯。ん~、ウマイ♪
お腹一杯になったあとは、散策しつつ駅へ。20時に朝里クラッセホテルの送迎バスがやってきて乗車。ホテルはそこそこ安い上に温泉付き。頭に雪が積ったけど、露天風呂は気持ちよかったなあ~♪
●旭山動物園へ
バイキング形式の朝食を済まし、7時40分の送迎バスに乗車。小樽築港駅で降ろしてもらい、何とか電車に乗車…と思ったら、札幌圏が大雪の為ダイヤが乱れておりますだって。ホームに降りてみたら、こりゃまた納得。
ラッセル車のDE15が来ているではありませんか。これが出動するようじゃ相当降ったな。厳ついDE15を見つつ、電車の到着を待ちます。大幅に遅れて札幌行きの電車が到着。札幌到着後、荷物を預けて空身でスーパーカムイという聞きなれない特急に乗車。前身はスーパーホワイトアローやライラックかな。ところがこちらも雪で遅延。岩見沢を過ぎるまではノロノロ。しかし北へ行けば行くほど天気もよくなり、砂川辺りまで来ると快晴。スーパーカムイもスピードを上げます。そして深川着。「…お乗換えは留萌線、JRバス深名線…」とのアナウンス。「深名線」!? 95年9月に廃止になりバス転換された深名線を車内放送で案内してくれるのか~ あの最後の夏が瞬時に思い出されました(涙)
旭川には定刻より20分ほど遅れて到着。旭川からは路線バスに40分ほど乗り、ウワサの旭山動物園へ!
ペンギンの散歩には残念ながら間に合いませんでしたが、ちょうどアザラシ館でもぐもぐタイムが始まるというので直行。お姉さんのユルくもためになる解説を聞きながらアザラシの餌付けに見入ります。う~ん、これは! ずっと見ていたいかも(笑) でも時間が無いので残念ながら途中で離脱。
続いてペンギン館へ。
雪の上で一羽のペンギンが日向ぼっこをしています。かなり間近で見ることが出来ました。どこかカユイのか、くちばしを使ってしきりにかいています(笑) 一瞬の隙を狙ってシャッターを切りました。続いて建物の中へと入ります。ペンギンはみな陸の上にいるので水中トンネルからは見えません。なので、他のお客さんはみんなスルーしていきます。私たちは少し粘っていると、一羽のペンギンが水の中に飛び込んできました!
↑あっ、きた~!
↑水中を飛んでいます! この施設にはびっくり!
続いてホッキョクグマ館。お腹が一杯なのでしょうか、ウロウロしておりシールズアイからは見えませんでした。冬の旭山動物園は開園時間が短いのと、見れない動物も多数いることから、あまり人はいないようです。それに行った時間が悪かったのか、昼寝している動物達が多かったです。
もう少し時間があればもっともっとゆっくり見たいところですが、1時間半ほど滞在した後、旭川駅に戻りました。駅に近い旭川ラーメン「まつ田」でさっと食べた後、札幌行スーパーカムイに乗車。
↑見たことの無い車両かと思いきや、函館~八戸で走る789系と同型らしい。そう言われればそうかも。じゃあ1回乗ったことあるなあ。
●古き良き夜行「北斗星」
札幌に到着後、1時間でお土産を購入。あわせて夜食や夜のお供も買い込み、荷物を持ち出しホームへ。帰りの北斗星も雪の影響で10分ほど遅れて出発です。
↑見難いですが、またしても時計と出発時刻が合っていない。
帰りの北斗星はB寝台デュエット。A寝台とB寝台を比べてはいけませんが、行きのカシオペアツインに比べるとかなり狭い上に天井が低く、部屋の中で立ち上がる事はできません。広さは3人用テントぐらいのイメージでしょうか。車両も古く、揺れも激しいのですが、これはこれで古き良き夜行列車の雰囲気を残しており、私としては◎。しかしかつては豪華寝台特急と謳われた北斗星も、カシオペアが運行されるようになってからはイマイチ影が薄く、この日の乗客は定員の50%以下。車掌さんも「今日はお客が少ないですねぇ~」と話しておりました。かつては1日3往復あった北斗星も1往復のみ。車齢も考えると廃止になるのは時間の問題かもしれません。(車両の設備等についてはこちらを参照ください)
北斗星では食事の予約はしておりませんので、買ってきた刺身弁当をお土産屋で買ったお酒と共に頂きます。
↑夜を盛り上げてくれるお供の面々。すべてお土産屋で調達。
全部飲みきったところで、車内放送にて食堂車・グランシャリオのパブタイムが始まるとの案内。パブタイムでは予約無しでもグランシャリオを利用することが出来ます。せっかく食堂車付きの列車に乗ったのだから、利用しないわけにはいきません。早速行って、おでんと日本酒で乾杯。かなりいい気持ちになってきたところで函館に到着。機関車を青函トンネル専用のED79に交換するので、ホームに降り立ち、震えながら見学します。酔いがさめる~
↑ED79も、海峡の廃止や貨物列車の直通化で目立たない存在になりつつありますね。
↑旅は終着駅へと続きます。(おもひでぽろぽろのタエ子風に撮ってみました)※色調変更
部屋に帰るとそのまま就寝。車輪が鉄路を刻む響きが実にいい感じ。
●上野着・現実の世界へ
目が覚めると窓からは安達太良山? 本来ならこちら側からは見えないはずだけど… あ、青森駅での方向転換が無くなったって聞いたな。そうすると機関車の次位は電源車か。かつて上野駅の騒音と排ガス問題で3列車6編成あった北斗星を編成ごとすべて方向転換させたのに。車内放送によると、30分ほど遅れて走っているとの事。
朝食は一人でグランシャリオへ。メニューはカシオペアのモーニングとまったく同じ。でも食べている人、少なかったなあ。食後のコーヒーを飲みながら、ゆっくり南東北の景色を楽しみます。白河を越えるといよいよ関東へ。
関東平野はウソの様に雪が無く、空も青々、快晴です。北斗星は私たちを乗せて南下しています。沿線にはカメラを構えたレールファンが多いな。北斗星は遅れているのだから、後続に珍しい車両が通るのかな? まぶしい車窓を眺めながらのんびり過ごします。大宮を過ぎると、建物も増えてきます。朝の混みあう時間帯に遅れてやってきた北斗星、どこか肩身が狭い感じ。
10時25分、定刻より40分遅れて上野駅13番線ホームに到着。上野は暖かいなあ~
↑ブルーの車体が今となっては郷愁を誘いますね。ブルートレインの末裔・北斗星。まだまだ走り続けて欲しい物です。
機関車の方に行ってみると、牽引していたのは元・お召し機のEF81 81でした。後継機がロールアウトし、長年寝台特急の先頭に立ち続けてきたEF81の活躍もあとわずかですので、皆さんこれを撮っていたのですね。名残惜しいですが、最後は見えなくなるまで推進回送を見送って帰宅しました。
●家に着いて…
3月には何回か渡道したことはありましたが、一度は行ってみたかった厳冬期の北海道にようやく行くことができました! それは噂以上に美しく、厳しい世界でした。そして今回の旅では久々にこれでもか!というほど鉄道を使うことができました。夜行列車も年々少なくなっている中、貴重な思い出となります。旅は点と点を結ぶ物ではなく、線を描いて行く物だと思っています。目的地で忙しく巡るのもいいですが、旅のプロセスを大事にし、急がず慌てず、その一瞬を大切にしながら巡りたいと改めて思いました。やっぱり夜行列車は素晴らしい! また夜行列車で旅ができることを願いつつ、今回の日記を締めくくります。
1月15日、金曜日。この日を待ち望んでいたのはもう言うまでもありません。待ちに待った寝台特急カシオペアの出発日です。構想だけなら丸2年、しかも昨年はようやく取れた列車が天候不良で無情にも運休に… この日は朝から運航状況をネットでずっとチェックしてましたが、大丈夫な様子。15時前に家を出てマックで昼ごはんのテキサスバーガーを買った後、山手線で鶯谷へ向かいます。上野の一つ手前の鶯谷で降りたのは、車庫から上野駅にやってくるカシオペアの推進回送を見るため! ホームでハンバーガーを食べながら今か今かと待ちます。しかし定刻の15時35分ごろになっても列車は現れない… 携帯で再度運行情報を確認してみると、なんと車両トラブルの為、出発が遅れるだって!? 山手線に飛び乗り、出発ホームである上野駅13番線に行くと、また駅員さんたちがたくさんいます。昨年見た悪夢の続きかな…?
●時刻表に無い寝台列車“カシオペア”
事情を聞くと、車輪に不具合が見つかり修理中との事。運休って事は無いですよね?と尋ねると、「それは絶対にさせません」という力強いお言葉! 17時45分に最新情報がわかるので、その頃にまた来てほしいと言われます。することも無いので改札を出て本屋に行ったりしますが、時間を持て余し気味。もう一度ホームに戻ってベンチにでも座ろうかと思ったら、「カシオペアにご乗車ですか?」と、駅員さんに声を掛けられました。そうです、と答えると、「待合室をご用意しておりますので、ご案内致します。」と、新幹線改札を下ったエスカレーター脇の会議室のようなところへ案内されました。移動中、駅員さんとあれやこれや話しましたが、何かの拍子に、昨年は運休だったということを話すと、赤い飾り帯の入った帽子の駅員さんは「それは申し訳ございませんでした。」と頭を下げるではありませんか。昨年のそっけない対応とあまりにも違うのでびっくり!
↑カシオペアの乗客が集められた部屋。決して反省会ではありません。
とりあえず座って時間が経つのを待ちます。駅員さんが飲み物や読み物を配ってくれるのがありがたい。そして17時45分、1回目の説明が始まりました。作業は順調に進んでおり、同時にスジ(列車のダイヤ)を調整しているので19時25分頃には出発できますとの事。乗客からは少しため息も漏れましたが、異論反論詰寄り等は一切ありません。カシオペアは先を急ぐ列車ではなく、その空間を楽しむものだと、誰しもが理解していたからでしょう。2回目の説明会は19時より行うとのことなので、またしばらく待ちます。
そして19時。予定通り作業が終了したので、ホームへご案内しますと言われ、荷物を持って地上ホームへ。通常なら13番線が発着ホームですが14番線に変更、そして列車番号も8009レから8059レへ変更されてました。しばらくすると、カシオペアが推進回送で入線! この銀色の車体に乗り込む瞬間をどんなに待ち望んだことか!
↑CASSIOPEIAの文字が誇らしい!
出発時刻は19時20分。3時間の遅れで上野を出発することになります。ところで、JRの規定で2時間以上の遅延が発生した場合は特急料金の払い戻しするという項目があります。これについても駅員さんから説明があり、今回はこの項目に沿って到着駅にて払い戻しを行いますとの事。料金上は「特急」ではなくなるわけですね~
↑出発を待つカシオペア。電光掲示板の出発時刻と時計の時刻が合ってません~
19時20分、大勢のレールファンに見送られながら上野駅を静かに出発。客車特有の機関車にグイグイ引っ張られる感じがたまりませんねぇ~ 私達の部屋は11号車24番と前から2両目の車両。一番前の12号車はロビーカーなので、荷物を置いたらすぐにロビーカーに行ってみました。やった~、一番乗り!
↑機関車の次位なので、ロビーカーからは牽引機・EF81 99の顔が見えます。
カシオペアは帰宅ラッシュで混みあう東北線を掻き分けどんどん北上して行きます。大宮を過ぎると明かりもまばらになり、闇の中をひたすら突き進みます。今回私たちが取った部屋は、カシオペアツイン(居間兼寝室タイプ)の上段。車両は2階建てなので、立ち上がっても頭が天井にぶつかりません。部屋にはベッドが2つと、トイレと洗面所が付いています。今までいくつも寝台特急に乗りましたが、こんなに広い部屋は初めて。窓が大きいので閉塞感が無い。そして静かで揺れが少ない。さすがカシオペア。(車両の設備等についてはこちらを参照ください)
慌しく出発しましたが、車内はもう少し慌しいまま。まず到着時刻がわかりません。翌日12時頃札幌着ということですが、雪の影響でもう少し遅れる見込みとの事。また、本来なら17時15分より始まるダイニングカー(食堂車)の営業が押してしまっております。私たちは3回目(20:10~)を予約していたのですが、21時半頃からとのアナウンス。しばらくは車窓を眺めていることとしましょう。
21時半頃車内アナウンスがあったので、いそいそとダイニングカーへ向かいます。ダイニングカー、シンプルな作りが好感を持てます。こちらも2階部にあるので眺めがいいですし、何よりも人が通らないのが良い。フランス料理のコースにスパークリング、生ビールを付けてすっかりご機嫌です。あれだけ待ったのに、他の乗客も上機嫌。こんな列車ほかには無いな~
↑流れる車窓を見ながら、メインディッシュを…
お腹もいっぱいになり、部屋に戻っておやすみなさい☆ カシオペアは北海道を目指し北上します。
●大雪の中を…
夜、目が覚めると窓の外は雪景色。といってもまだ北海道には渡っている時刻ではありません。カメラを持ってラウンジカーへ行くと、誰もおりません。カシオペアは個室の設備が充実しているので、ラウンジカーを利用する人は多くないようです。しばらく誰もいないラウンジカーで車窓を楽しみます。前面の大きなガラスは冷気が入ってくるので、意外と寒い。展望室のスイートも寒いのかな? また、ラウンジカーは電源車も兼ねているので、発電エンジンの音がちょっと気になりますね。しばらくすると見慣れた駅を通過し、大きな駅に到着。あ、盛岡だ!
↑2時、深夜の盛岡駅。定刻なら23時14分着。
再び部屋に帰って眠りにつきます。次に目が覚めたのはゴツン、ゴツンという衝撃とゴオオオォォォ~という音。進行方向も変わっており、恐らく青函トンネルに入ったのでしょう。11号車は今度は後ろになりますので、12‰の連続勾配坂では多少衝撃がくるようです。
今度目が覚めたのは7時前。空も明るくなってきてますが、外は大雪。カシオペアもノロノロと走っています。ラウンジカーへ行ってみると、まだ最後尾のままです。どうやら雪の影響で遅れているよう。止まったり動いたりを繰り返しながら走ります。
↑ラウンジカーから、交換したED79重連貨物を。
そうこうしていると、ようやく函館駅に到着。本来なら5時1分着ですが、着時間は8時45分頃。3時間40分の遅れです。豪快に遅れてるなあ~ 函館ではお弁当が積み込まれ、お茶と共に乗客全員に配られました。ダイニングカーも営業時間を延長するそうです。札幌まではまだ4時間以上かかりますので、お腹は空いてしまいますよね。乗客の中にはツアー客もいらっしゃいましたが、予定があるのでしょうか、函館で先行するスーパー北斗に乗り換えたようです。私たちはダイニングカーでゆっくりモーニング。
↑カシオペアの朝食。外は猛吹雪。
お腹いっぱいになった後は、一休みしたりラウンジカーへ行ってみたり。フェリーもそうですが、この何もしない時間がとても贅沢に思えて好きです。
進行方向は函館からまた変わって12号車が先頭になります。ラウンジカーの前にはディーゼル機関車・DD51重連が唸りを上げています。
苫小牧を過ぎ、南千歳に止まると、いよいよ終点札幌が目の前。天気も札幌に近付くにつれて良くなっていきます。そして13時10分、定刻より3時間40分遅れて寝台特急カシオペア号は札幌駅に到着しました! 色々あったけどすばらしい列車だった! ありがとうカシオペア!
●札幌市街を歩く
特急料金の払い戻しをした後札幌駅を出て、真っ白な街を大通方面へ歩きます。本来なら札幌に着いたらそのまま旭川に行って旭山動物園の予定でしたが、もう間に合いません。日程を逆にすることにし、のんびり観光です。観光といっても、札幌の観光地は大抵見てしまっているので、まだ見たことのないテレビ塔へ行きます。
↑こじんまりしてます。ゆるキャラのテレビ父さんがウケました(笑)
↑雪祭りの準備が進む大通り公園を見ます。
札幌はとりあえず良しとし、続いて小樽へと向かいます。
●坂とロマンの街・小樽にて
小樽は何回か来たことがありますが、ゆっくり街を見たことはありません。最近では04年に来ましたが、台風が接近しており、大雨の中を札幌から新日本海フェリーに乗るべくADVで必死に走りました~ 小樽観光は2日目の予定だった為、何も予習していませんでした。とりあえず荷物を預けた後、駅を出て運河の方へ坂を下り、旧手宮線跡地で写真を撮っていると、観光タクシーの運転手さんに捕まります。2時間で小樽中を案内してくれるというので、お願いすることに。
↑旧手宮線跡。現在は整備され遊歩道になっているそうですが、すべて雪の中。昔、C62 3もここを走って復活の道を歩みました。
マニュアルFRのタクシーがドリフトしつつ向かったのは高島岬。走っている途中も、あの建物は明治、とか、大正、とか説明してくれます。小樽は古い建物が多いですね。高島岬はちょうど日が暮れる時間で、寒かったですがとても綺麗でした。
↑高島岬の奇岩
↑晴れている方に札幌のビル郡が見えます。手前の観覧車はおたる水族館。
↑高島岬の灯台
午前中は雪で滑って登れなかったという坂を下り、海産物屋さんを経由し、日本銀行旧小樽支店の金融資料館へ。ここでは1億円と同等の重さを体感することができます。こちらを出ると完全に暗くなり、雪も舞ってきました。続いて、カトリック高岡教会へ行き、一つだけ願いがかなうというマリア様にお祈り後、ジェットコースター坂を通り、小樽運河へ。
↑幻想的なカトリック高岡教会。
↑運河は観光運河と実用運河があるそうです。こちらはおなじみの観光運河。
運転手さんは、場所場所で記念撮影をしてくれます。至れり尽くせりだなあ(笑) 続いて運転手さん一押しのガラスのお店「ジョワ・ジョワ・グラスコレクション」へ。小樽に数あるガラス店の中でここが一番良いとか。確かに店内のガラスはすばらしいし、何よりも安い。ここでグラスを一個購入。
↑ジョワ・ジョワ・グラスコレクションさん。閉店間際でしたが、運転手さんが連絡して開けてくれていたようです。
最後にルタオに寄って買い物をしたあと、おやま田というお寿司屋さんの前で運転手さんに「幸せになれよ!」言われ、握手してお別れ(笑) 運転手さん曰く、ここが小樽で最もおいしいお寿司&お酒だとか。お店に入って、お任せ握りと地酒おやま田で一杯。ん~、ウマイ♪
お腹一杯になったあとは、散策しつつ駅へ。20時に朝里クラッセホテルの送迎バスがやってきて乗車。ホテルはそこそこ安い上に温泉付き。頭に雪が積ったけど、露天風呂は気持ちよかったなあ~♪
●旭山動物園へ
バイキング形式の朝食を済まし、7時40分の送迎バスに乗車。小樽築港駅で降ろしてもらい、何とか電車に乗車…と思ったら、札幌圏が大雪の為ダイヤが乱れておりますだって。ホームに降りてみたら、こりゃまた納得。
ラッセル車のDE15が来ているではありませんか。これが出動するようじゃ相当降ったな。厳ついDE15を見つつ、電車の到着を待ちます。大幅に遅れて札幌行きの電車が到着。札幌到着後、荷物を預けて空身でスーパーカムイという聞きなれない特急に乗車。前身はスーパーホワイトアローやライラックかな。ところがこちらも雪で遅延。岩見沢を過ぎるまではノロノロ。しかし北へ行けば行くほど天気もよくなり、砂川辺りまで来ると快晴。スーパーカムイもスピードを上げます。そして深川着。「…お乗換えは留萌線、JRバス深名線…」とのアナウンス。「深名線」!? 95年9月に廃止になりバス転換された深名線を車内放送で案内してくれるのか~ あの最後の夏が瞬時に思い出されました(涙)
旭川には定刻より20分ほど遅れて到着。旭川からは路線バスに40分ほど乗り、ウワサの旭山動物園へ!
ペンギンの散歩には残念ながら間に合いませんでしたが、ちょうどアザラシ館でもぐもぐタイムが始まるというので直行。お姉さんのユルくもためになる解説を聞きながらアザラシの餌付けに見入ります。う~ん、これは! ずっと見ていたいかも(笑) でも時間が無いので残念ながら途中で離脱。
続いてペンギン館へ。
雪の上で一羽のペンギンが日向ぼっこをしています。かなり間近で見ることが出来ました。どこかカユイのか、くちばしを使ってしきりにかいています(笑) 一瞬の隙を狙ってシャッターを切りました。続いて建物の中へと入ります。ペンギンはみな陸の上にいるので水中トンネルからは見えません。なので、他のお客さんはみんなスルーしていきます。私たちは少し粘っていると、一羽のペンギンが水の中に飛び込んできました!
↑あっ、きた~!
↑水中を飛んでいます! この施設にはびっくり!
続いてホッキョクグマ館。お腹が一杯なのでしょうか、ウロウロしておりシールズアイからは見えませんでした。冬の旭山動物園は開園時間が短いのと、見れない動物も多数いることから、あまり人はいないようです。それに行った時間が悪かったのか、昼寝している動物達が多かったです。
もう少し時間があればもっともっとゆっくり見たいところですが、1時間半ほど滞在した後、旭川駅に戻りました。駅に近い旭川ラーメン「まつ田」でさっと食べた後、札幌行スーパーカムイに乗車。
↑見たことの無い車両かと思いきや、函館~八戸で走る789系と同型らしい。そう言われればそうかも。じゃあ1回乗ったことあるなあ。
●古き良き夜行「北斗星」
札幌に到着後、1時間でお土産を購入。あわせて夜食や夜のお供も買い込み、荷物を持ち出しホームへ。帰りの北斗星も雪の影響で10分ほど遅れて出発です。
↑見難いですが、またしても時計と出発時刻が合っていない。
帰りの北斗星はB寝台デュエット。A寝台とB寝台を比べてはいけませんが、行きのカシオペアツインに比べるとかなり狭い上に天井が低く、部屋の中で立ち上がる事はできません。広さは3人用テントぐらいのイメージでしょうか。車両も古く、揺れも激しいのですが、これはこれで古き良き夜行列車の雰囲気を残しており、私としては◎。しかしかつては豪華寝台特急と謳われた北斗星も、カシオペアが運行されるようになってからはイマイチ影が薄く、この日の乗客は定員の50%以下。車掌さんも「今日はお客が少ないですねぇ~」と話しておりました。かつては1日3往復あった北斗星も1往復のみ。車齢も考えると廃止になるのは時間の問題かもしれません。(車両の設備等についてはこちらを参照ください)
北斗星では食事の予約はしておりませんので、買ってきた刺身弁当をお土産屋で買ったお酒と共に頂きます。
↑夜を盛り上げてくれるお供の面々。すべてお土産屋で調達。
全部飲みきったところで、車内放送にて食堂車・グランシャリオのパブタイムが始まるとの案内。パブタイムでは予約無しでもグランシャリオを利用することが出来ます。せっかく食堂車付きの列車に乗ったのだから、利用しないわけにはいきません。早速行って、おでんと日本酒で乾杯。かなりいい気持ちになってきたところで函館に到着。機関車を青函トンネル専用のED79に交換するので、ホームに降り立ち、震えながら見学します。酔いがさめる~
↑ED79も、海峡の廃止や貨物列車の直通化で目立たない存在になりつつありますね。
↑旅は終着駅へと続きます。(おもひでぽろぽろのタエ子風に撮ってみました)※色調変更
部屋に帰るとそのまま就寝。車輪が鉄路を刻む響きが実にいい感じ。
●上野着・現実の世界へ
目が覚めると窓からは安達太良山? 本来ならこちら側からは見えないはずだけど… あ、青森駅での方向転換が無くなったって聞いたな。そうすると機関車の次位は電源車か。かつて上野駅の騒音と排ガス問題で3列車6編成あった北斗星を編成ごとすべて方向転換させたのに。車内放送によると、30分ほど遅れて走っているとの事。
朝食は一人でグランシャリオへ。メニューはカシオペアのモーニングとまったく同じ。でも食べている人、少なかったなあ。食後のコーヒーを飲みながら、ゆっくり南東北の景色を楽しみます。白河を越えるといよいよ関東へ。
関東平野はウソの様に雪が無く、空も青々、快晴です。北斗星は私たちを乗せて南下しています。沿線にはカメラを構えたレールファンが多いな。北斗星は遅れているのだから、後続に珍しい車両が通るのかな? まぶしい車窓を眺めながらのんびり過ごします。大宮を過ぎると、建物も増えてきます。朝の混みあう時間帯に遅れてやってきた北斗星、どこか肩身が狭い感じ。
10時25分、定刻より40分遅れて上野駅13番線ホームに到着。上野は暖かいなあ~
↑ブルーの車体が今となっては郷愁を誘いますね。ブルートレインの末裔・北斗星。まだまだ走り続けて欲しい物です。
機関車の方に行ってみると、牽引していたのは元・お召し機のEF81 81でした。後継機がロールアウトし、長年寝台特急の先頭に立ち続けてきたEF81の活躍もあとわずかですので、皆さんこれを撮っていたのですね。名残惜しいですが、最後は見えなくなるまで推進回送を見送って帰宅しました。
●家に着いて…
3月には何回か渡道したことはありましたが、一度は行ってみたかった厳冬期の北海道にようやく行くことができました! それは噂以上に美しく、厳しい世界でした。そして今回の旅では久々にこれでもか!というほど鉄道を使うことができました。夜行列車も年々少なくなっている中、貴重な思い出となります。旅は点と点を結ぶ物ではなく、線を描いて行く物だと思っています。目的地で忙しく巡るのもいいですが、旅のプロセスを大事にし、急がず慌てず、その一瞬を大切にしながら巡りたいと改めて思いました。やっぱり夜行列車は素晴らしい! また夜行列車で旅ができることを願いつつ、今回の日記を締めくくります。
by adv-kou
| 2010-01-18 21:30
| 鉄道
|
Comments(26)
Commented
by
ムック
at 2010-01-18 22:46
x
お帰りなさい、結構よい経験しましたね。厳冬期北海道、もう一つの北海道です。時間がもう少しあれば良かったかと思いますが、また行ってやって下さい。因みに砂川が私のルーツですww
0
Commented
by
taka
at 2010-01-18 23:01
x
羨ましい夢の世界でした、ついつい読みいってしまいました。今度じっくり話を聞かせてください。
Commented
by
okita
at 2010-01-18 23:28
x
Commented
by
航
at 2010-01-18 23:52
x
>ムックさん
冬の北海道、最高ですね~!
今度は釧路や稚内、網走にもまた行きたいです。
寝台を使うと、社会復帰が早いかもしれません。
今日半日ゆっくり休みましたので明日からまた頑張ります!
ムックさん、砂川でしたか~ 炭鉱の町ですよね?
冬の北海道、最高ですね~!
今度は釧路や稚内、網走にもまた行きたいです。
寝台を使うと、社会復帰が早いかもしれません。
今日半日ゆっくり休みましたので明日からまた頑張ります!
ムックさん、砂川でしたか~ 炭鉱の町ですよね?
Commented
by
航
at 2010-01-18 23:53
x
Commented
by
航
at 2010-01-18 23:54
x
Commented
by
深川の飲兵衛
at 2010-01-19 00:07
x
わたしも、鉄路の旅をしながらじっくり考え事でもしたくなりましたヨ。
Commented
by
ムック
at 2010-01-19 06:01
x
航さん、砂川は炭鉱の街では無いですが、周りが炭鉱(山側)で貨車出荷の為の拠点ではありましたね。それで発展し炭鉱が近くにあったので化学肥料の工場も出来ました(戦後直ぐの話です)。そんな戦後の高度成長期にピークを向かえ、今は過疎化が進む地方都市ですね。釧路、稚内は夏限定ですゾ。真冬にもし行く気がしてるなら、覚悟と準備が必要です。それ位道央圏とは違い厳しいと思います。しかし航さんもご存知の通り、夏は日本の中でも最高ランクで素晴らしいですよね。
Commented
by
bike&gps
at 2010-01-19 19:15
x
鉄路の旅、お疲れさまでした。
私の場合、鉄路といえば出張でJRを乗り継いで鹿児島まで行った時に路線によって車両や内装もいろいろ変って感心したのを覚えてます。世界の車窓からじゃないですが、鉄道の旅って優雅でイイですよね~
私の場合、鉄路といえば出張でJRを乗り継いで鹿児島まで行った時に路線によって車両や内装もいろいろ変って感心したのを覚えてます。世界の車窓からじゃないですが、鉄道の旅って優雅でイイですよね~
Commented
by
ヒロシです
at 2010-01-19 19:41
x
Commented
by
ヘタレDakar
at 2010-01-19 21:25
x
遅れた分だけ雪景色を楽しめたと思えばそれはそれで納得がいきますよね:-)
でも何ゆえ、列車内でKTMウェアを着ているのでしょう?(笑)
でも何ゆえ、列車内でKTMウェアを着ているのでしょう?(笑)
Commented
by
航
at 2010-01-19 22:01
x
>深川の飲兵衛さん
バイクの旅とは対照的ですが、ゆっくり景色を見ながら揺られるのもいいですよ~♪
バイクの旅とは対照的ですが、ゆっくり景色を見ながら揺られるのもいいですよ~♪
Commented
by
航
at 2010-01-19 22:04
x
>ムックさん
砂川というと、どうしても上砂川支線を思い出してしまうんですよね~
黒ダイヤを積んだ貨車を何十両も引く姿、廃止のときにテレビでやっていました。
釧路、稚内、ぜひとも行ってみたいですね~
釧路は以前行った時は特急でも5時間以上かかっていましたが、
ずいぶん速くなりましたね~
夏はまたバイクで巡ってみたいです。
砂川というと、どうしても上砂川支線を思い出してしまうんですよね~
黒ダイヤを積んだ貨車を何十両も引く姿、廃止のときにテレビでやっていました。
釧路、稚内、ぜひとも行ってみたいですね~
釧路は以前行った時は特急でも5時間以上かかっていましたが、
ずいぶん速くなりましたね~
夏はまたバイクで巡ってみたいです。
Commented
by
航
at 2010-01-19 22:07
x
>bike&GPSさん
鉄道車両も土地土地にあった車両を運用しているので、
なかなか興味深いですよ~
速い車両、勾配に強い車両、ローカル線対応の車両等々…
これからは優雅な車両がどんどん増えると良いのですが。
鉄道車両も土地土地にあった車両を運用しているので、
なかなか興味深いですよ~
速い車両、勾配に強い車両、ローカル線対応の車両等々…
これからは優雅な車両がどんどん増えると良いのですが。
Commented
by
航
at 2010-01-19 22:11
x
>ヒロシさん
ようやく、ようやく実現することが出来ました!
長袖シャツ、これくらいしか持っていないんです(笑)
「能登」「北陸」は残念です。
ボンネット型もいよいよ見納めですねぇ…
横川ではそれだけでお酒が飲めそうですね(笑)
ようやく、ようやく実現することが出来ました!
長袖シャツ、これくらいしか持っていないんです(笑)
「能登」「北陸」は残念です。
ボンネット型もいよいよ見納めですねぇ…
横川ではそれだけでお酒が飲めそうですね(笑)
Commented
by
航
at 2010-01-19 22:13
x
>ヘタレDakarさん
そうなんです!
特急料金が帰ってきた上に、所定の時間より長く列車に乗っていられるなんて、
これはもう儲けと考えて良いのではないでしょうか!?(笑)
KTMジャージは私の大切な余所行きの寝巻きですよ~
そうなんです!
特急料金が帰ってきた上に、所定の時間より長く列車に乗っていられるなんて、
これはもう儲けと考えて良いのではないでしょうか!?(笑)
KTMジャージは私の大切な余所行きの寝巻きですよ~
Commented
by
YOCCO
at 2010-01-19 22:23
x
素敵な旅だったのですね。
働いてからは時間におわれ、便利なものばかりに目が行きがちですが、こんなふうに時間を使えるっていうのは何よりの贅沢だな、としみじみ思いながら読ませていただきました。
働いてからは時間におわれ、便利なものばかりに目が行きがちですが、こんなふうに時間を使えるっていうのは何よりの贅沢だな、としみじみ思いながら読ませていただきました。
Commented
by
航
at 2010-01-19 23:01
x
Commented
by
Nikky
at 2010-01-20 00:31
x
Commented
by
sino
at 2010-01-20 12:33
x
航さんのブログは本にできますね。
素晴らしい!遊び方を心得てますな。
素晴らしい!遊び方を心得てますな。
Commented
by
航
at 2010-01-21 00:28
x
Commented
by
航
at 2010-01-21 00:29
x
Commented
by
gs100pd
at 2010-01-21 18:59
x
航さん、御無沙汰してます。
遅ればせながら明けましておめでとうございます。
この記事見いってしまいました。何か一緒に旅したようで^^。
カシオペアの車内にいるKTMのウエアを着た人のワンショットには思わず笑っちゃいましたが・・・(笑)。
僕もいつかは極寒の北海道へカシオペアでゆったりと往復してみたいです。(あと四国までの寝台特急も)
ゆったりと行けるというのが最高の贅沢ですよね。新幹線やらリニアやら
そんなことより僕にはこちらの方が1万倍好きです。
また林道も是非!!
では!!
遅ればせながら明けましておめでとうございます。
この記事見いってしまいました。何か一緒に旅したようで^^。
カシオペアの車内にいるKTMのウエアを着た人のワンショットには思わず笑っちゃいましたが・・・(笑)。
僕もいつかは極寒の北海道へカシオペアでゆったりと往復してみたいです。(あと四国までの寝台特急も)
ゆったりと行けるというのが最高の贅沢ですよね。新幹線やらリニアやら
そんなことより僕にはこちらの方が1万倍好きです。
また林道も是非!!
では!!
Commented
by
航
at 2010-01-21 21:11
x
>gs100pdさん
ご無沙汰しております!
そしてあけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
今まではより速く、ということばかりが注目されてきましたが、
スローライフになりつつある今、寝台特急でゆったりのんびりは
とても贅沢だと思います。
厳冬期の大地を走る寝台特急に乗るということに実はこだわっていましたので、
今回実行できてとてもうれしく思っております。
サンライズも良さそうですね~
夜行列車、もっともっと見直されれば良いですネ!
また林道もご一緒しましょう!
ご無沙汰しております!
そしてあけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
今まではより速く、ということばかりが注目されてきましたが、
スローライフになりつつある今、寝台特急でゆったりのんびりは
とても贅沢だと思います。
厳冬期の大地を走る寝台特急に乗るということに実はこだわっていましたので、
今回実行できてとてもうれしく思っております。
サンライズも良さそうですね~
夜行列車、もっともっと見直されれば良いですネ!
また林道もご一緒しましょう!
Commented
by
農協イレブン。
at 2010-01-31 14:32
x
はじめまして…mixiのくんらんさん経由でやってきました。
何度かこちらのHPを拝見させていただいております。
私もバイクツーリングと鉄道旅が大好きで、北海道は夏冬に何度も行ってますが、いつかはカシオペアで渡りたいと思いつつ「海峡」や「はまなす」ばかり…たまに贅沢に「北斗星」を利用(過去3回ほど)したくらいです。
こちらの写真、とてもキレイですね!
昔の長距離客車鈍行や貨物列車の写真、とてもなつかしいです。
あのころのJRって言うか国鉄は色んな車両があって見ているだけでも楽しかったのですが今は同じような無機質な車両ばかりでつまらないですが、これも時代の流れなんでしょうかね?…
これからもちょくちょくお邪魔させていただきますので宜しくお願いします。
何度かこちらのHPを拝見させていただいております。
私もバイクツーリングと鉄道旅が大好きで、北海道は夏冬に何度も行ってますが、いつかはカシオペアで渡りたいと思いつつ「海峡」や「はまなす」ばかり…たまに贅沢に「北斗星」を利用(過去3回ほど)したくらいです。
こちらの写真、とてもキレイですね!
昔の長距離客車鈍行や貨物列車の写真、とてもなつかしいです。
あのころのJRって言うか国鉄は色んな車両があって見ているだけでも楽しかったのですが今は同じような無機質な車両ばかりでつまらないですが、これも時代の流れなんでしょうかね?…
これからもちょくちょくお邪魔させていただきますので宜しくお願いします。
Commented
by
航
at 2010-01-31 23:14
x
>農協イレブン。さん
はじめまして、航と申します。
「海峡」も今となっては懐かしいですね~
青函トンネルを通過する特別列車なのに、どこか気だるい感じが好きでした。
客車鈍行は一番好きでして、短期間ですが積極的に追いかけていました。
今はもう乗ることが出来ないのが残念で仕方ありません。
最近の車両はステンレスばかりで味がありませんね~
つたないブログですが、今後ともよろしくお願い致します!
はじめまして、航と申します。
「海峡」も今となっては懐かしいですね~
青函トンネルを通過する特別列車なのに、どこか気だるい感じが好きでした。
客車鈍行は一番好きでして、短期間ですが積極的に追いかけていました。
今はもう乗ることが出来ないのが残念で仕方ありません。
最近の車両はステンレスばかりで味がありませんね~
つたないブログですが、今後ともよろしくお願い致します!